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言語聴覚療法科

言語聴覚療法について

言語聴覚士とは言語・発声・構音などの発話、認知・高次脳機能、摂食・嚥下に関わる障害に対して、その発現メカニズムを明らかにし、検査と評価を実施し必要に応じて訓練や指導、支援などを行う専門職です。

言語聴覚科の特徴

言語聴覚療法科は12名のスタッフがおり、回復期病棟・外来・介護保険による通所リハビリテ―ションにて言語聴覚療法を行っています。経験年数1 年目~15 年目の幅広いスタッフが各病棟と連携を図りながらコミュニケーション障害や嚥下障害に対して支援・訓練を行っています。個室で落ち着いた環境で訓練が行えるのが特徴です。


失語症について

失語症とは脳卒中などによって「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」といった言葉が障害されコミュニケーションが取れなくなる障害です。失語症に対しては基本的には1対1で訓練を行います。カードやプリント、場合によってはパソコンやタブレットを用いて言語の理解や表出を高める訓練を行います。また言葉以外にも絵やジェスチャー・指差し等を用いたコュニケーションの訓練も行います。


運動障害性構音障害

構音障害とは脳卒中などにより、話すために必要な器官(口・舌・顎・軟口蓋・声帯)に麻痺が生じ上手く話せなくなる障害です。程度は様々で少し話し方が気になる方から全く声を出せなくなる方までいます。リハビリでは麻痺に対する運動訓練やレベルに合わせて単語・短文・文章を用いた発話訓練を行います。重症度によっては文字板などの発話以外の方法でコミュニケーションを図る訓練も行います。


摂食・嚥下障害

脳卒中などによって、食べるために必要な器官に麻痺が生じ、食べ物を食べられなくなった状態のことを言います。リハビリでは麻痺に対する運動訓練など食べ物を用いない間接訓練、実際の食べ物を用いた直接訓練があり、それらを組み合わせながら行います。また食べるものもその方の状態に合わせて調整・変更も行います。


高次脳機能障害

脳卒中などにより思考過程・記憶・注意能力などが傷害され日常生活に支障をきたした場合を言います。訓練ではプリント中心に高次脳機能の改善を図ります。また記憶障害に対してもメモを取る、アラームを用いる等の日常生活上でのアドバイスや使用の訓練も行います。