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病院長ご挨拶


 米川甫院長の後任として令和6年4月1日より多摩丘陵リハビリテーション病院の院長を務めさせていただくことになりました。医学部卒業直後からリハビリテーション医学を専門として研鑽を重ね、回復期リハビリテーション病棟、また大学病院を含め一般病院の急性期リハビリテーションに関わってまいりました。リハビリテーションの神髄は互いを尊重しあうチーム医療にあるということを信条に、前任地では看護やリハビリテーションを含めたコメディカルの教育にも従事いたしました。よいチーム医療のもとでこそ、当法人が掲げる「ぬくもりのある医療」を提供できるものと考えております。

多摩丘陵リハビリテーション病院は1982年に多摩丘陵病院として開院してから長きにわたってリハビリテーションに携わってまいりました。それは医師と看護師、療法士他、多くの病院スタッフが築いた歴史であり、地域の皆様にご支持いただけたこと、そして地域の病院から多くの患者様をご紹介いただいた結果でもあります。正しいリハビリテーションは短期間で形作られるものではありません。患者様に正しく向き合う医療従事者の姿勢と適切なリハビリテーションの実践を基礎に長い伝統が必要になります。それこそが当法人の財産だと思う次第です。

リハビリテーションでは患者様の生活の質(Quality of Life)をもっとも重視します。それは患者様ご自身の生きがいや人生の満足につながるからです。当院では障害をもった患者様の生活を第一に、リハビリテーション医療を提供することをモットーといたします。また、高齢社会において重視される患者様ご家族や生活環境にも焦点をあてさせていただきます。なぜなら障害の重さは環境によって修飾され、ご家族・関係者のご負担も変わるからです。

令和5年5月より多摩丘陵リハビリテーション病院はcareを専らとして生まれ変わり、cureを担う新病院の多摩丘陵病院と区分されましたが、リハビリテーションを求める患者様はcare-cureともに必要とされています。今後も多摩丘陵病院との連携を密にしてまいる所存です。

関係各位におかれましては、これまで同様、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

多摩丘陵リハビリテーション病院 院長 岡島康友