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ジェネリック医薬品

医療費の有効活用を目的とした厚生労働省の方針の一つとして「後発医薬品の使用促進」が進められています。
 
(1)当院でもこの方針に則り後発医薬品使用体制加算に係る届出を行っています。
(2)医薬品の供給が不足した場合、治療計画の見直しを行うなど適切に対応する体制を整えています。
(3)上記の体制に関する事項並びに医薬品の供給状況によって投与する薬剤を変更する可能性があります。変更する場合には患者様に十分な説明をいたします。
 
ご不明な点がございましたら、主治医・薬剤師までご相談ください。

ジェネリック医薬品とは?



医療機関で診察を受けた時に医師から処方される薬を「医療用医薬品」といいます。さらに、「医療用医薬品」には新しく開発・販売される「先発医薬品」と、先発医薬品の特許が切れた後に先発医薬品と同じ有効成分を同量含み、他の医薬品メーカーにより製造・販売される「後発医薬品」があり、後者を「ジェネリック医薬品」とも呼びます。

先発医薬品を開発した医薬品メーカーには、その新薬を独占的に販売できる特許期間(20~25年)があり、その期間が終了すると、厚生労働大臣の承認を得られれば、他の医薬品メーカーでも「ジェネリック医薬品」として製造・販売が可能になります。

どんなメリットがあるの?

先発医薬品の研究開発には、約9年~17年程度の長い歳月と数百億円から数千億円を要すると言われる莫大な投資費用が、コストとして薬の値段に反映されています。これに比べてジェネリック医薬品の場合、既に有効性や安全性について先発医薬品で確認されていることから開発期間やコストを大幅に抑えられ、結果として薬の値段も先発医薬品と比べて4割~5割程度も安く設定することができます。
慢性的な病気によって薬を長期間服用する場合などは、ジェネリック医薬品の使用で、薬代の大幅な削減につながります。

効き目や安全性は大丈夫?

それでも、ジェネリック医薬品は「安くて本当に効き目はあるのか」「安全性は大丈夫なのか」と心配する方もいるかもしれません。しかし、ジェネリック医薬品の開発にあたっては、医薬品メーカーにおいて様々な試験が行われており、それによって先発医薬品と効き目や安全性が同等であることが証明されています。



また、既に販売されているジェネリック医薬品についても、信頼性の向上の観点から、検査が実施され、検査結果も公表しています。さらに、品質に対する懸念を示す学会発表などに基づいて、試験検査を実施し、結果の概要を公表しています。効能や効果・用法・用量は基本的に変わりなく、製品によっては、先発医薬品よりも飲みやすくなるように薬の大きさや味、においの改良や、湿気や光に弱いなどの品質面の改善による保存性の向上など、よりよく工夫されたものもあります。

詳細情報

以下のホームページでもジェネリック医薬品について詳しく説明があるのでご参照ください。

 ■ 厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/seisaku/2012/03/01.html

 ■ 日本ジェネリック製薬協会 http://www.jga.gr.jp/

※記載内容・イラストについては「政府広報オンライン」より抜粋・転載